美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ 48巻の ネタバレ感想です。
まんが王国では48巻には第51話が収録されています。
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48巻のネタバレ
小樽駅についたハナと深見 栄一(ふかみ えいいち)ですが、鶴田からは「狸を探せ」と言われていたようです。
その狸とは、狸の被り物をした五十嵐 外幾雄(いがらし ときお)でした。
この五十嵐も最初は鶴田のただの情報屋だったのに、色々と深く関わるようになってきましたね。まだ復讐の連鎖までは入り込んでいませんが、これからこの人も連鎖に囚われるようになってしまうのでしょうか?

鶴田の過去の回想シーンに移ります。
父親は博打でのケンカで命を落とし、母親は幼い自分を置いて男と姿を消してしまいました。
幼く天涯孤独の身となり、盗みとケンカに明け暮れる少年時代でした。
長じてからも、世の中を憎み、常に怒りを覚えていました。全てを壊し、自分が壊れてもいいと思っていました。
戦争で爆撃された際に、死んだ親のそばで泣き続ける小さい子供を見つけました。近づくと、死んでいると思った親が足を掴んできて「こどもをたすけて」と言って息を引き取りました。
人から頼られたことのない鶴田ですが、驚きながらも子供を抱きかかえ、救護所に連れて行こうとします。
しかし、子供の息が乱れ始めます。水を飲まそうとしましたが、もはや飲む力もなく子供は息絶えてしまいました。
鶴田は死んだ子供を抱え、親のもとに戻り、親の横に並べて寝かせてあげました。
鶴田は気づきます。自分が憎んでいたのは、世の中ではなく、何も出来ない無力で弱い自分自身にだったことに。
それから鶴田は貧しい子供におにぎりを与えるようになり、つくし苑という孤児施設も作りました。
ただのヤクザじゃなかったんですね。

綿貫 晋平(わたぬき しんぺい)により内田 胤篤(うちだ たねあつ)の診療所に運び込まれた鶴田ですが、目を覚ましました。
しかし左腕の感覚がない、と言います。
内田が言うには、神経が切断されていた、と。手術でつなぎ直しはしたが、生涯麻痺が残るだろう、とのことです。
鶴田は自分がしばらく動けないことを悟り、ある鍵を綿貫に託します。ハナを頼む、と。
廃屋では加也(かや)が死んだ弟、森哉(しんや)を抱きしめています。
いつかこういう時がくると思ってはいたけど、まだ覚悟は出来てなかった…、とつぶやきます。
森哉を自分に依存するように仕向けた理由について語ります。この歪んでしまった姉弟愛は是非本編を読んでみてくださいm(_ _)m
号泣し、森哉を失いたくないと錯乱してしまいます。
そして加也は森哉が言っていたことを思い出します。頭の外し方、です。
森哉が言っていたとおりに、森哉の頭を外し、抱きしめます。ずっと一緒にいるよ、と。

【共依存(きょういぞん)】
お互いに相手に依存しあっている状態のこと。
親子間、夫婦間、職場の上司部下間など様々な人間関係間で発生する可能性がある。
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