薬屋のひとりごと 3巻の ネタバレ感想です。
2巻のネタバレ感想はこちらからどうぞ。
掲載話 一覧
第九話 | 猫猫の推理 |
第十話 | 簪の意味 |
第十一話 | 里帰り |
第十二話 | 麦稈 |
第十三話 | 誤解 |
第十四話 | 酒 |
3巻のネタバレ
2巻での園遊会で玉葉妃(ギョクヨウ ひ)のスープに毒が入っていた事件。
猫猫(マオマオ)が毒味で看破したことで大きな問題にならず済みました。
壬氏(ジンシ)の付き人である高順(ガオシュン)が毒入りスープの器を
持ってきてくれました。
そこで猫猫は一工夫して、銀の器に残った指紋をあぶり出します。
その結果4人が器に触ったと推理します。
- スープをよそった者
- 配膳した者
- 徳妃(=里樹妃(リーシュ ひ))の毒見役
- 器のふちを触った誰か
上記3の毒見役は徳妃のスープしか触らないはずなのに、
なぜ玉葉妃のスープの器を触ったか?
なぜそのようなことをしたのか?
それに対して猫猫は推理し、根拠も高順に説明していきます。
【指紋】
指紋は人によって異なり(一卵性双生児でも違う)、
また成長しても変化しないという特性がある。
その特徴を生かし、犯罪捜査などで指紋鑑定として利用されている。
日本では1911(明治44)年に指紋制度を採用している。
海外の研究レベルだと、1880年代からされているが、
本作品は唐の時代(618年~907年)なので犯人を絞り込むまでは
出来ないが、何人がどのように持ったか、ぐらいは分かるはず。
日本では拇印が平安時代(794年~1192年)から使用されていたらしく、
「指紋」自体の存在は唐の時代でもあったのではないでしょうか?
2巻の園遊会でもらった簪について小蘭(シャオラン)にその意味を
聞いた猫猫は、早速試してみます。
そして三日間の里帰りへ。
緑青館に着くと、店主である婆さんからいきなりのボディブロー!
李白は高級妓女の白鈴(パイリン)のもとへ。
猫猫は実家へ久しぶりの帰宅です。
父が迎えます。
猫猫が「おやじ」と呼ぶこの男性は本当の父親ではなく、
育ての親のようです。正体はまた後日。
次の日朝起きると、見知らぬ禿からある妓楼に連れてこられました。
そこでは妓女とその客が服毒自殺していました。
まだ手遅れではないと判断した猫猫は急いで蘇生を試みます。
その後おやじも到着。
おやじは猫猫に勉強させようと、なんの毒を使ったかを聞きます。
現場の状況からどんな毒かを父に説明します。
しかし、父は猫猫が些細なことを見逃したことを指摘しました。
その後、客の方の様子を見に行くと、
猫猫の家に呼びに来た禿が客を刺そうとしていました。
危うく阻止した猫猫ですが、その理由を聞かされます。
【禿】
禿(かむろ or かぶろ)は遊女見習いの童女のこと。
6~7歳頃から12~14歳頃まで禿として雑用を行う。
その雑用を通して、しきたりや礼儀作法を身につける。
禿 | 6~7歳頃から12~14歳頃まで | 雑用を通して、しきたりや礼儀作法を身につける。 |
新造(しんぞう) | 13~14歳頃から16~17歳頃まで | 振袖新造(ふりそでしんぞう) |
留袖新造(とめそでしんぞう) | ||
番頭新造(ばんとうしんぞう) |
遊女(ゆうじょ) | 16~17歳頃以降 | 初めて客を取る |
その理由を聞いた猫猫。
ある疑惑が頭に浮かびます。
これは心中ではなく殺人なのでは?
頭の中でストーリーを並べていきます。
是非本編を読んでみてください。
3日間の里帰りが終わり、後宮へ戻った猫猫。
早速嫉妬した壬氏に呼び出されます。
愛の証?である簪を壬氏も猫猫に送ったのに、
義理チョコレベルの李白とくっついたと勘違いしているのです。
簪をもらう意味をまだよく分かっていない猫猫と、嫉妬する壬氏で
話が噛み合いません(笑)
場面は変わり、浩然(コウネン)という武人が
酒の飲みすぎで亡くなります。
しかし本当に酒の飲みすぎが原因なのか?
壬氏は疑問に思い、猫猫に相談します。
調査の結果、酒の飲みすぎではなく別の原因がありました。
犯人までは描写がありませんでしたが、今後出てくるのでしょうか?
壬氏からお礼にお酒をもらった猫猫。
かなり嬉しそうです。お酒が好きなんですね。
巻末におまけマンガもあります。
・ついつい
表紙表にも4コマ漫画もあります。
お得に読む方法
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このクーポンは1冊分でしか使えないので、まとめ買いには不向きですが、
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まずはおみフリをやってみてください。
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4巻のネタバレ感想はこちらからどうぞ。